「呑川 流れてく ビルの谷間を 

   人々の思いを包み 静かに海へ

    悲しみを川面に沈め  

     喜びを川面に浮かべ

       呑川 流れてく 静かに海へ」

         (埃だらけの人生~のみ川/ハッピー&ラッピー社)

かつやが蒲田でつかまった!

の報を 蒲田呑んだくれ委員会のSHINさんにメールしたら

いつも使ってるスタジオの隣だそうです と 教えてくれた

コミックガーデン 蒲田店

何度か行ったこともある・・・・

西口の猫。

何しろ蒲田はネットカフェの本場・・・・

ネットカフェ難民が話題になったときに 多くの取材陣が来たものだった

・・・ああ・・・この街は そういう人々にとって 居心地がいいんだろうな・・・・

・・・行き場のない人・・・さみしい人・・・・旅に疲れて 休みたい人・・・・

かつやはかまたでつかまった

17年前 1995年3月20日 

大学の卒業式を控えたその春

昼ごろ 西日暮里の家から大学の研究室に行ったら

先生が びっくりして 聞いた

 まっ まつおかさん どうやって大学まできたの?

 えっ 自転車で ふつーに来ましたよ(^^?)

 

 いま 千代田線は サリンで もう 大変なんだよ!

 ええええ~~~(・・;)

 

それからは、みんなしてずっとニュースにかじりついていた

大学の卒業式では 手荷物チェックが 激しかった

しばらくは やっぱり 網棚の袋とか 濡れた床とかが 怖かった

緑色の制服を着た駅員さんも二名 殉職された

営団の緑色の制服を見ると これを着たまま 業務中に亡くなった方が あったことを 思い出してしまう

忘れかけていたことを たくさん 思い出す

オウム真理教に入ったまま 行方の知れない同級生もいた

なんとなく気持ちはわかるような気もした

受験が終わってもいつまでも追いかけられているみたいで

大学に入ったからといって素敵な恋人ができるわけでもない

テニスサークルでは美男美女が幸せそうだけど

とても入り込めそうにないし

黙ったままで仲間ができるわけでもない

なにか 団体に 所属したい・・・・

就職先は誰も世話してくれない・・・・

1メートル先もみえない90年代なかばの大学生活で

宗教に わたしがはまらなかったのは ただ 運が 良かっただけだ・・・

(勧誘に美女は用いても イケメンを 使わなかったからか?)

蒲田はごみごみとした優しい街よ

呑川はゆるやかに街中を流れ

多摩川はおおらかで豊かな自然をあたえ

東口には「マンボ―」(薄暗いなかに青い照明が不思議な雰囲気)、

激安「いちご」(ちょっと汚くて怖かった・・・)などの漫画喫茶があり

西口には

東急プラザアネックスはドンキホーテに変わったので「まんが広場」はなくなったが(ドンキのビル5階にばぐーすがある)

ヨーカドー跡地にはわたしのいちおし「アプレシオ」(綺麗で女性むけ)

それから名前がそのまんまの「ネットガーデン」(落ち着いた雰囲気や接客はよかった)

そして今回の舞台「コミックガーデン」(日当たりが良くて明るい感じ)もあるという・・

・・・いや ネットカフェの紹介を したいわけではない・・・・

この、街のもつ、包容力。

いらっしゃいませ 大田区へ

黒いちょうちょも赤い蛾も 国道1号線でわたっておいでよ 大田区へ

23区でいちばん南の蒲田

羽根つき餃子の深夜便は憧れのパリへの直行便

JRも京急もときに通過してしまう あわれ蒲田の平和な毎日

わたしだって・・・・蒲田なんて 関係のない人間だったのに

どうしてこんなに 語ってしまうのか

蒲田は優しい街ね どうしてそんなに語らせるのか

春にはささやかに桜を咲かせ

梅ちゃんで街おこしをしようと思ったのに

たかはしかつやで 全国区

優しく抱きしめたと思ったらすぐに突き放す街

逃げるかつやを逃がさなかった 焼き鳥の香りが漂う街 蒲田

かつやを抱く手が かつやを掴み かつやを突きだす もう夜が明ける

ドンキのペンギンが見下ろす蒲田に朝が来て

かつやに居場所と飲み物をあたえ最後はかつやをつかまえる街

かつやはかまたでつかまった

そんな蒲田の街やまんきつは

きっと明日も いろいろなものを 受け入れ 包み込み 優しく突き放すのでしょう

たまには 行こうかな

冒頭に詩を引用した「のみ川」は、蒲田オッタンタのオムニバスCD「The hottest thursday2」に収録されています。

とってもいい歌です。

欲しい方は定価500円にて、わたしかオッタンタで販売中です(最後は宣伝)。